ハンコは、なくなりません

実印・銀行印・代表者印は変更ありません。


内閣府の「不要な行政上の押印を無くしデジタル化する」との方針が[全ての押印をなくす。ハンコ廃止]などど誤った印象を与える報道にすり替わり、国民に不安と動揺を与えています。行政は申請や事務上の簡便さを目的として不要な押印を省略するということで、あくまで行政機関での形骸化した認印を減少させるということですので、正しくご理解をいただけますよう変更点のご案内を申し上げます。

1.実印
印鑑の基たる「印鑑証明」が必要な実印は、現在のままで変更はございません。
実印の有効性は民法第228条4項で定められています。

2.銀行印
銀行印は口座開設などの銀行との取引において必要となり、民間の取引契約ですので、変更はございません。

3.法人印
会社代表印は法務省へ届けて使用する法人の実印ですので、個人の実印同様、変更はございません。

4.認印
行政機関で使用する認印は今回の行政改革の対象となりますので、各役所で申請等に使う押印は減少が進むものと考えられます。
但し、民間企業や個人での認印利用はそれを強制されるものではありません。民間・個人での認印ご利用に変更はございません。

【当店の想い】
現在、新政府の大号令により行政機関の全ての認印が切り捨てられようとしています。
その中には、「婚姻届け」や「離婚届け」なども押印廃止が検討されているそうです。こういった一人一人の人生で重大な契約事まで、簡素化したりスピーディーにする意味がどこまであるのか? 誰がそれを望んでいるのか? 今一度、日本人にとっての印章の役割とは何かを熟考していただきたいと私どもは願っております。

認印は個人の意思をカタチにして残す有効な手段です。欧米のサインと同様の役割をはたしますが、ハンコは署名やサインより判別がつきやすく、日本の漢字名には適しています。なにより【ハンコを押す】その一連の所作には『責任を重んじ、熟考して決断する』という日本人の慎重な国民性に合致した【想い】が込められています。種々に使い勝手が良いからこそ長い年月をかけて根付いてきた日本独自の優れた文化の一つです。 
オンライン化の弊害とコロナ禍に乗じて乱暴に廃止と煽るのではなく、印章の本義をしっかりと吟味して判断いただきたいと願ってやみません。また、高齢者やデジタルに対応できない方々に不安と動揺を与えないような丁寧かつ慎重な制度設定を希望します。

「はんことは何か」
変わりゆく時代の中で、私たちは印章の本質を見極め、今まで以上に想いを込めて【本物の印章】をご提供できるよう今後とも変わらず精進してまいります。お客様各位におかれましては、是非ともご自身の分身であるご印章を大事にご愛用いただけますようお願い申し上げます。 



2020年11月
有限会社スタンプナメカワ
代表取締役 滑川 裕